LDの人の読み書きの克服の仕方

LDの人の読み書きの克服の仕方

医療法人社団 益友会 どんぐり発達クリニック理事長
医学博士 宮尾益知


知り合いの先生から、ある建築家のお子さんを紹介されました。その子は、小学校低学年でしたが、学習がうまくいかないとのことでした。

お会いしてみると、ひらがなをみても読むまでに時間がかかる。書き順もめちゃめちゃ、漢字もある程度は合っているのですが、一本多かったり少なかったりなんか変でした。もちろん文章を読むのに時間がかかってしまいます。

母親からはひらがなを覚えるのに時間がかかり、「あ」という文字を教えるのにこの文字を蟻の巣であると絵を描いていき、覚えさせる、「は」の文字は歯磨き…と言った風でした。しかし「あ」という文字はなかなか覚えません。この文字は、横一、カタカナのノ、突き抜けたので成り立っています。この文字の構造は、立体的に理解しないと分かりません。構造を見て理解してもらうために、文字を立体的に作り替えました。後にはニュージーランドの3Dのディスプレイを使って作りましたが。

こうして、50音はすべて覚えることができました。次が単語ですが、単語は塊として覚えるようにしました。形として覚える文字の塊を見ると、元の意味を視覚的に頭に覚えるといった方法でした。

漢字も覚えられません。知能検査からは、ワーキングメモリーの低下があることが分かりましたので、中枢神経刺激薬を使い始めました。服薬することで、前よりは覚えることができるようになりました。

次に部首を教え、覚えてもらう、漢字を2-4分割して部分毎に意味づけをして覚えるようにしました。学研の漢和辞典か下村式漢和絵辞典がとてもよかったので勧めています。

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