【医療従事者向け】「子どもたちとの関係性の構築方法」

「子どもたちとの関係性の構築方法」

医療法人社団 益友会 どんぐり発達クリニック理事長
医学博士 宮尾益知


 

外来で、子どもたちとつきあっていていつも思うこと。彼らは、皆、とても良い子どもたちだと思います。素朴で、素直で、おっちょこちょいで、不器用で、おまけに甘えん坊です。私はいつも、まず子どもと話すことから始めています。前回の診察同様、目を見て、タッチして、いつも同じパターンで始めていきます。この「いつもと同じ関わり」を続けることが、後になって、「先生は、自分のことを分かってくれる人」と思ってくれるようになります。

母親のことを「くそばばあ」というようになる頃には、私との連合が出来、社会適応のための行動規制、家庭での生活パターンなどを正常化していくために役立つことになります。

一連の「いつもと同じ関わり」を終えると、保護者の方に、前回の診察の時との変化を聞いていきます。子どもの変化をキチンと捉えられている人もいますし、「全く変わっていない」とおっしゃる方もいます。

こうして家族単位で考えることによって、それぞれ家族の在り方を感じることができます。子どもの状態だけで考えるのではなく、家族の在り方も含めて診察することによって、前回の状態からの差が浮かび上がってくるような気がしています。兄弟や親子関係、お母さんの表情、子どもの表情、行動など…こうした一つ一つの現場を感じてから、診察をするのです。こうしていつも、ひとりひとり違った楽しみを与えてもらいながら、診療を続けています。

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