分かりにくい?女性のADHDとアスペルガーの違い

大人のADHDとアスペルガー

■片付けられない、時間を守れない…大人のADHDの特徴

近年、認知が広まり始めた「大人の発達障害」。いくつかに分類されますが、例えば「ADHD(注意欠陥多動性障害)」は「片付けられない」「時間を守れない」などの特徴があります。ネット上で「アスペ」と略されることも多い「アスペルガー症候群」(以下、アスペルガー)の症状の一部は、場の空気を読んだり、相手の気持ちを理解したりすることができないというものです。

このような行動の傾向を知り、「もしかしたら自分はADHD?」「もしかして、あの人はアスペルガーかも」と感じたことがある人もいるかもしれませんね。ADHDとアスペルガーは症状に似ている部分があります。

 

■“男性の病気”と考えられてきたADHD(注意欠陥多動性障害)

ADHD(注意欠陥多動性障害)は主に、「不注意」「衝動性」「多動性」の3つに分けられます。女性の場合、「多動性」が顕著なケースは男性より少なく、「不注意」と「衝動性」が目立っている場合が多くあります。

 

「多動性」の症状はわかりやすいですが、「不注意」と「衝動性」は「怠けている」「単なる性格だ」と誤解されることもあります。また、ADHDは長いあいだ男性の発達障害だと考えられてきたので、診断基準は男性をイメージして作られており、女性は診断されにくいという問題がありました。女性と男性では、障害の受け入れ方や、治療による気持ちの変化、症状が生じるメカニズムや治療法まで全く違います。(当サイト監修医の宮尾益知先生による『女性のADHD』に詳しく紹介されています。)

 

■女性のADHDに多い症状

まず、「不注意」からくる症状として、物事の段取りが苦手な人が多いです。例えば、1時間でどれだけのことができるかを考えるとき、料理、片付け、着替え、化粧の全部をできると思ってしまう。それから、道を頻繁に間違える人も多くいます。いつも降りる駅の改札が工事中などで通れないため、反対側の改札から降りなくてはならない状況になったときに、どう行けばいいのかわからなくなってしまいます。建物や道の裏側を想像できないのです。

「衝動性」の症状のひとつは、「無駄なものを買ってしまう」ことです。安いからといって、同じようなものを次々と買ってしまう。また、会話の際も、相手の話が終わらないうちに自分が話し始めてしまったり、相手を傷つけることをバッと言ってしまったりする人もいます。結婚などの重大な決断も、よく考えずにポンとしてしまう人が多い。そしてADHD当事者が母親の場合、衝動的に子どもを叱りがちです。

 

■治療の方法の男女差

男性は「今が良ければすべて良し」という考え方をする人が多いのですが、女性は「過去の自分が今の自分につながっている」と考える傾向があります。そのため男性は、治療薬を飲んで症状が改善されると満足しますが、女性は過去の出来事を思い出してしまう傾向があります。

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